mie's trash box

要らないものは捨てましょう。

フィクション

"出来ることなら明日にでも結婚したい" 私の知っている貴方から想像つかない言葉。 ふと脳裏の浮かぶのは、環状通沿いのスタバ、ホットコーヒーを向かい合わせで飲む姿。 私が持ってる貴方の記憶はきっとあの時で止まっている。 結婚なんてフレーズは簡単に…

食べることも着ることも旅することも

食べること 「今日何する?」と恋人に尋ねられた日曜日、私はほぼ決まって「美味しいものを食べに行く」と言うらしい。 私自身、意識していたことではない。 平日は自炊をしているが、これといった得意料理もないまま、ただ食べられるものを作ってそれを黙っ…

"悪くはない"のおまじない

大学の同期と話しているとき、ふいに私の過去の恋人の話になった。過去の人は今、時の人になっているらしい。 記憶の蓋を外せば、堰き止められないくらいの速度で思い返される。 過去の恋人を思い出して、ああなんて素敵な時間だったんだろうと美化してしま…

恩を着せると仇で返される(2019.6.13)

涙は自己防衛反応だと思う。 涙で初めに思い浮かぶのは悲しいことがあったのだろうかということ。身体の悲鳴が涙になるみたいな文章をどこかで読んだ。 一定の浄化作用が見込まれ、泣いた後リラックスできたりストレス発散になったりするという。 ちなみに、…

キスマークの跡は痒い

宇宙は大きな箱の中にあるかもしれないって説がある。でも光の跳ね返りが見当たらないから果てはないと言う。 それに対して私は、自分の許容範囲や行動、思考範囲がほとんど決まっていて箱の中にいるのかもしれない。加えて様々なコネクションにより二重の箱…

平成最後の個人的な話。

久しぶりに超個人的な話をあったまま書こうと思います。なぜなら、眠れないからです。正直言って私個人の話ではないですが、まあ、聞いてください。 平成最後に初めて救急車に乗ることになりました。同乗という形ですが。 ゴールデンウィーク初日、恋人が家…

筋書き通りは退屈

たまには予想が外れてほしい。 何に対しても予想しがちで驚きがない。全くつまらないとは言わないけど、刺激がない。 水は飽きないらしいけど、たまには炭酸水がいいし、オレンジジュースは果汁100%のやつがいいし、梅酒のお湯割りはマストでお願いしたい。…

時間を育てる

実を言えば、私は待つことが苦手なのかもしれない。待つ行為自体には特に何とも思っていないけれど、待ち時間がどうにも嫌いだ。その時間に余計なことを考える癖がある。それが大体マイナス方向でそんな自分も嫌いだ。 自分の言葉に嘘はないと自信を持ってい…

甘えん坊(擲り書き)

仕事を辞めたいと就活を目の前にしている私に言う人がまた増えた。本気なのか一種の気まぐれか私への圧力かは正直分からない。でも大体において思考回路が一緒。悲しいなあと思いながら話を聞いた。 1番多いのは特に何がダメってわけじゃないけど辞めたいっ…

186℃

毎日を平常心で生きていきたいと思うけれど、なかなかそうはいかない。でも心が乱れたとしても顔や声に出さなかったりすることはできるし、そうすることが多い。平常心で生きていたいし、そういう人間だと思われたいから。というのは建前で傷付きたくない弱…

わかった

なんで分からないんだろう、と思った。それは自分が伝えていないからだと完結させることもできるが、それじゃ納得がいかない。この状況でそんな細かく言わなきゃ分からないなんてありえないでしょ、というような気持ちだった。一度自分がしたことを省みて思…

思い通りに生きたがり (20181125)

"嫌いにならないで" ここぞというタイミングであなたが言った。最悪だと頭を抱えた。面倒だと思った。なかったことにしたいと思った。いっそ話すのをやめたかった。嫌いになれたら私は幸せに近づけると思った。せっかく集めてきた大切なものを全部床にぶち撒…

新年という消耗品

また年が明けた。2019年に塗り替えられ、2018年はどこか遠くに追いやられてしまった。平成最後の正月を迎えている。 昨年の自分を振り返るとなんかパッとしない。何も出来なかったわけじゃないけど、これと言って出来たこともない。ゆるやかにただ生きてしま…

独り善がり

ずっとしまい隠していた精神が突如出血したので、やはりそろそろ書かなければという気持ちになった。私が最もそして唯一信頼していた私に裏切られた話。 私が絶望したのは高校三年生卒業式の次の日の私に、だ。進学先の合否が分かったとき。 必要ないと言わ…

ほんとのほんと

私の大好きな人が書いた"ほんとのほんと"という歌が私は好きだ。 こんなに全てが刺さる歌詞はない。彼の書いた詩の中で一番と言っても過言ではないと思う。私のために歌われた歌などないのは分かっているんだけど、私の為になっている。 きっと彼も本当のこ…

なんてことない

優しいと言われる。そのたびにそんなことないと心底思う。私は色んなことに対してどうでもいいなあと思っている節があるので人からそういう印象を受けられるのだと思っている。興味がないとはちょっと違って、自分が思った通りじゃなくてもそんなものだよな…

錯覚の持続性はいつまで

一時の感情は錯覚だと思う。ある時間を過ぎればその感情はいつのまにか消えている。そのときだけ何かがいつもと違って見えて通常じゃない思いが感情になる。でもそれはその人の中で起きてるだけの話。錯覚と言うしかないと思った。じゃあ消えるタイミングは…

なんでもないってたまには言わせて

"なんでもない"をすぐ使っているからやめたほうがいいと言われた。自分でも口癖的に多用してるのは分かっていたけど別に悪いという風には思ってなかった。言おうとしたけどまあ別にわざわざ言うことでもないし、なんなら言わない方がお互いのためだと先を予…

頼むから飽きさせないでくれ

音楽を聴いていなければ生きていけなかったのに最近はそんなこともない。イヤホンを忘れた時、好きなアーティストのCDをフラゲできなかった時、気分が悪くなったりしたのに今はそんなこともない。そんなこともないけど、ずっと音楽を聴いていたという経験か…

嫌なこと

いつだって嫌なことはしたくないし、嫌なことは言われたくないし、できるだけ平和的に生きていきたい。 そう思えば思うほど一人になっていくのはもう知っている。 我儘なので一人も嫌だと言い張る。欲張りな生き物だ。 大学には行きたかったけど、こんなに実…

妥協点

どこまで妥協できたら大人なんだろう これと決めた途端に道を外せなくなる性分 道は一本道で抜け道などない 分岐点はなかなか訪れない 自分で作ればいいとか言う綺麗事 自分の振り返った先に道が出来てるとか笑っちゃう話 そもそも道は真っ直ぐじゃない 譲っ…

感情の濃度

感情が薄い 自分でもわかるほどに 感覚が強い ほとんどこれに従っている 何か言われても寝れば忘れる便利な記憶装置 例えば褒められたとしても明日には忘れてしまう 感情を生成する際、不純物が生じる 絶対的に純度は低くなる 濃度は一体どのくらいで、さら…

尊敬と未熟な私の話。

4月上旬東京でお葬式に出席する父が私の家に泊まりに来た。それから2ヶ月ほど経ってやっとこの話ができる。 私と父は「似ている」とよく言われる。 性格、考え方、顔も。 似ていない部分を挙げたほうが早いかもしれない。 父は男で私は女。身長差が30㎝ほど…

風情のある5月病

きらいは好きの始まりだ 最近気がついた 私の場合だけど 嫌いなものをわざわざ嫌いだと思わない 感情は消費制 大切な私の感情を負の感性に使うのはあまりにも勿体無い そもそも感情が生まれることが少ないので正の感情をより多く生産したい 分かってくれなく…

徒然なるまま不細工な発言を

いつかきっとなんていつもきっとない 未だにそんな言葉に縋ってて嫌になるな おとぎ話でもあるまいし 現実はもっと無機質 カーテンから溢れた光 また朝と出会う いつもと同じサイクルの始まり いつかきっとなんて望んでない 僕はすぐに嘘をつく もう嘘と本当…

choice or force

例えば、選ぶ人がいて 例えば、選ばれる人がいて 例えば、選ばざるを得ない人がいるとして 彼らには平等に選ぶ権利があるだろうか 選択すること 強いられること これらは対義語であって似ていると錯覚する 選んだつもりが 選ばれてたり 選ぶよう強制されたり…

ギリギリ謹賀新年

明けましておめでとう。 この言葉は最高に素敵だと思う。 ただ日を跨いだだけなのに いつもと同じ日常なのに 明けてから、おめでとう。と言う。 新年、正月、初夢、御節、すべてめでたい。 まるで真新しいもののように1月1日を扱う。 2017年は年が明けた瞬間…

正直なところ

きっといつまでも迷子でいたい。 何もわからないままでいたい。 このままでいい。 気付いてしまったら傷つくのは絶対に自分だ。 分かってるから許してほしい。 悪いのは全部私。 紅茶ラテが冷たくなった。 冷たくなったら温かくはならない。 一度終わってし…

ピースサイン

貴方の一歩後ろを歩くのが好きだった 私より几帳面なところがきらいだった 貴方が笑ってる時間が好きだった 私を甘やかす貴方がきらいだった きらいだって思うたびに好きだったから嫌だった 何も言えない自分が1番きらいだった 会いたいって言ったら終わりな…

弱メンヘラ

目に映る景色がまるで第三者的な風景として見える時があって、大体その時の私の精神状態は浮遊感でいっぱいでありつつ感傷に浸っている。 当たり前のように流れる時間はどうもこころが痛い。 過去はもちろん消去できない。 例えば、忘れること、あらゆるデー…