ギリギリ謹賀新年

明けましておめでとう。

この言葉は最高に素敵だと思う。

ただ日を跨いだだけなのに

いつもと同じ日常なのに

明けてから、おめでとう。と言う。

新年、正月、初夢、御節、すべてめでたい。

まるで真新しいもののように1月1日を扱う。

2017年は年が明けた瞬間に過去になる。

忘れ去られてしまう。

でももっと後、未来になったら懐かしむ。

このサイクルはきっといつまでも変わらない。

1月を生きているからと言って

12月を生きた私とは変わらない。

変わらなきゃいけない何かがあるように

感じさせるのも新年かもしれない。

子供の頃はよく書き初めをして目標を立てていた気がする。

今年の目標はなんだろう。

去年と同じは嫌だなとか

クオリティはあげたいなとか

抽象的な言葉ばかり浮かんでしまった。

まだ特に今年への準備ができてなくて

まだ2017年に生きているみたいだった。

考えれば考えるほどに

目標なんてどうでもいいと思った。

明日になればこうしようとか

明後日になればああしようとか

そのくらいならすぐ浮かんだ。

三日坊主の頭の中は所詮こんなものだ。

去年はやりたいことをやった。

今年は長年やってこなかったことをしよう。

そこまで浮かんで1月の半分が過ぎた。

去年は時間の流れがもったいないくらい速かった。

今年は速く過ぎてくれと思うようになれば達成されるような目標だ。

やりたくないことも笑顔でやり遂げられますように。

人とうまく話せますように。

それでもやりたいことは最低限できますように。

ぎりぎり今日も謹賀新年。では、また。

敬具